八九六歩のマーチ

書くべきか書かざるべきかそれが問題だ

みんなが問われる物語

 

  ラブライブ!2期第11話を見た直後の呟き。出来るだけネタバレに配慮しよう*1とした結果、イマイチ意図が伝わらなそうだったので、ここで書いてみたい。

 

今はまだ何も確定していない

ここに1つの事実がある。11話の絵コンテ・演出にクレジットされているのは酒井和男氏であること。

同氏は1期7話「エリーチカ」でも絵コンテ・演出としてクレジットされており、個人的に、きっかけ作り、もしくは次回に繋げることに長けていると考えている。ここで1期7話のあらすじと役割を思い出してみよう。

  • ラブライブ!っていう大会が始まるよ!で何それ?(説明)
  • 出るには一定の支持が必要……ってファン増えてる?!(条件のクリア)
  • 出待ち登場で風が来てる!(視覚化されたファン1)
  • でもそんな彼女らにスクールアイドルに否定的な絢瀬絵里が立ちふさがる(ハードル1・絵里、背景と加入への導入1)
  • 理事長「最低限、勉強もがんばってね。ならオッケー。」数名「……」東條希「うちが教えたる!」(ハードル2・希、加入への導入1)
  • 亜里沙登場*2(視覚化されたファン2・絵里、背景と加入への導入2)
  • 動画をアップロードしていたのは絵里だった。けど、それは晒す為と海未に嘯く。そしてμ’sだけでなくスクールアイドル自体に否定的だとも(絵里、背景と加入への導入3)
  • 海未、希と絵里の過去を明かされる(希、加入への導入2・絵里、背景と加入への導入4)
  • 試験クリアー!けど廃校……?(ハードルクリア・次回へ引継ぎ)

 ざっくり言って*3こういった流れだ。注目したいのは3点。

  1. このエピソードはつまるところ前回までのまとめである
  2. 繰り返すが、きっかけだということ
  3. ドラマティックな終わり方

 これだけだ。そしてこの見方に置いて秀逸な回だということ。希と他メンバーは前回までにもメンバー紹介PVなどで関わっているし、絵里の本心はこの回では語られず(サブタイトルが「エリーチカ」にも関わらず!)、次回に持ち越される。廃校についても同様だ。

 

さて、もう一度2期11話を見ていただきたい。相似点はないだろうか?少なくとも自分はこのまま終わるとは思わない。冒頭のツイートは一つの可能性に過ぎず、彼女達は今回を上回る、想定しない展開を見せてくれるはずだ。だってパーティーは終わっていないのである。

最後に、特記すべきこととして1期8話はこの曲が流れたと記し、閉じようと思う


「ラブライブ!」デビューシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」第1弾CM - YouTube

*1:出来ているか不明、というか全く出来ていない

*2:ちなみに今や絵里の代名詞でもある「ハラショー」はアニメではこの回の亜里沙が初出

*3:それぞれは絡み合っていて、あくまでシンプルにしたもの